栗（くり）の木の額縁です。 くりはブナ科の落葉広葉樹です。 クリの木と言うと「硬い？、重い？」と聞かれることが多いのですが、これは枕木に使われていたとか、建物の土台に使うという用途をご存じだからと思います。 実際はそれほど重くもなく硬くもありませんが、タンニンを多く含むので水に強く腐りにくい丈夫な木といえます。 当たりはむしろ温かみを感じ鉋のかかりも良く、とてもきれいな白っぽい木肌と木目をしているとても好きな材です。 大柄な木目を持ち、ごく小さな小節が入る事もあります。 額縁は厚さ3cmの板を刳り抜いて作っています。組んだものではありません。 中のサイズはカード（はがき）が入る大きさで、これは縦用にデザインして作っています。 板は手鉋で微妙なカーブを付けて曲面に削り出しています。 この額は杢が面白く出たところを使っています。 3枚目の写真で切り抜いて大きめに見えるようにしました。 まだ作ってから新しいので漆が濃く上がっていますが、漆は時間が経つとやや明るく変化します。 サイズ：縦26cmx横18.5cm厚さは最大3cm 仕上げ：拭き漆 中の画は絵ハガキをサンプルとして入れています。このままお届けします。 壁に掛けるにはプッシュピンでも充分な重さですが、安全の為付属の掛け金具をお使い下さるようお願いいたします。 表紙の写真のみ、中身を差し替えて撮ってみました。 杢がわかり易いように、アップにしました。 上から見ると曲面の様子が分かります。 裏面の仕様です。 トンボ仕様なので入れ替えができます。 写真は開けて中を少し出しています。 2ｍｍアクリル板+10ｍｍ発泡素材+5.5シナ合板。 奥行きがあるので、発泡素材をダンボールなどで調節すれば、厚みのある画なども飾ることができます。 （仕様は全て同じなので、写真はこの額ではありません）