北方史史料集成・3冊/千島の白浪・平田篤胤・文化三・四年のロシア船北辺襲撃についての公文書/北地日記・久保田見達/五郎治申上荒増

商品説明
北方史史料集成・3冊/千島の白浪・平田篤胤・文化三・四年のロシア船北辺襲撃についての公文書/北地日記・久保田見達/五郎治申上荒増

北方史史料集成・3冊 1巻2巻5巻 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

目次
東行漫筆 荒井保恵 文化六年〉箱館よりクナシリ島に向かう各地の状況を記した東蝦夷地における詳細な地誌／〔西蝦夷地名考〕〈秦 檍丸? 文化五年?〉西蝦夷地の最も古い地名解？／従蒼谷松前迄駅路抵記 高松氏需 文化六年〉宗谷から松前に至る行程記で、稀なヌプシャ越えの文献である／北夷考・北夷考証〈高橋景保 文化六年〉外国の文献・地図のサガリンと日本のカラフトが同一の島であると考証したもので、間宮の実験図を収録／北裔備＊ 山田 聯 文化八年〉日本、日本、ヨーロッパの史料・地図により、蝦夷・唐太・千島など日本北辺地図を考証したもの

【目次】

〈平田篤胤編 文化八年〉文化三・四年のロシア船北辺襲撃についての公文書、書簡などの史料を収録したもの／北地日記〈久保田見達 文化四年〉ロシア船のエトロフ島シャナへの襲撃と日本側の敗走の様子を記したもの／五郎治申上荒増〈中川五郎治 文化九年〉ロシア船のエトロフ島襲撃の際に捕らわれ、ゴローニンの釈放を求めたリコルドによりクナシリ島に送還された五郎治のシベリア滞在などの見聞と体験記

『北方史史料集成』の発刊にあたって
近年、地方史研究の進展、深化には著しいものが見られ、量的にも質的にも充実した成果があげられてきている。 「北方史史料集成」の発刊計画もこのような流れの中での研究の一層の進展・深化に寄与することを目指して、企画 されているものである。

このような動きの背景には、地方や、郷土への関心が非常につよくなってきているという社会情勢との関連も考え られるところである。「地方の時代」というような表現が目立った時期もあったし、「村おこし・町おこし」も盛んに 言われ、最近では「ふるさと創生」というような言い方もある。いずれにしても「中央」との対比においての「地方」 に注意を払わなければならない社会情勢が背景にあってのことである。戦前期の昭和初年や戦後の昭和二十年代も「地方」への関心が特にたかまった時期であった。いずれの時期も国家的な意味での進路が大きく変わって行く時代の境 目の時期であり、このような時期には地方への注意が必要になってくるのである。

「現在も、わが国経済の高度成長期を経過するなかで、国際的には経済大国、それとはかなり掛け離れた国民の生活実感という問題や、「中央」の過密、「地方」の過疎という事態への関心の深まりが「村おこし・町おこし」、「ふるさ と創生」を必要とさせているような境目の時期にあたり、地方史研究は、あらためて重要な意味をもつことになる。 地方を見なおす貴重な材料をとらえる意味からである。

北海道では「開道百年」を経過する時期に、道史、市町村史の編纂、刊行が盛んであり、それを支える意味での研 究が重視されてきている。自治体史編纂の過程で、研究紀要を発行してゆく体制がとられる例が目立つのもこのこと の表われである。


品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱小傷、小汚れ（外箱の天部ややシミ）。小口ややシミ。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。29691旧